甘いものが食べたい
きれいなケーキが食べたい
そう思うことは
よく分かります
私も
デパ地下に通ったり
パン屋さん巡りをしていたからです
いまは
動画や写真を
次々と見てしまう時代
気づけば
どれも美味しそうに見えて
目が離せなくなる
いつの間にか
その映像が頭にこびりつき
食べたい気持ちが
消せなくなることも
無意識に つい
手が伸びてしまうことも
ありました
私は過去に
ダイエット中に行き詰まった時
ロースイーツに救われました
それは
ただ食べるためのものではなく
自分と向き合う時間へと
変わっていきました

だからこそ
一方通行で
教えて終わるのではなく
その先も続いていくような
つながりを
大切にしたい
ロースイーツでなくても
同じように感じる人と
つながっていけたら
それでいい

感じたことを話したり
思ったことを交わしながら
時間に縛られず
一緒に重ねていく時間を
大切にしています
以前は
同じレシピをもとに
レッスンをする方が多く
新規集客を続けた時期もありました
けれど
レッスンを続けているうちに
何度も来ていただき
少しずつ
つながっていくほうが
私にはしっくりくると
感じるようになりました
その人の好みや
ご家族のことが見えてきて
自然と
その方に合ったレシピが
生まれたり
レッスン中の会話から
思いがけない気づきを
いただくこともありました
私も
来てくださる方も
心から楽しく
本音で
続いていける
そんな時間を
私自身も
心待ちにするようになりました

…気づけば
分からないことや出来ないことは減り
仕事も
日々のことも
一人でなんとか出来るようになって
毎日は
それなりに楽しくて
ほどよく仕事があって
ささやかな楽しみもあって
それで十分だと
思って過ごしてきました
でも
このままこの先何十年も生きて
最後に本当に納得して終われるのか
楽しい人生だったと
心から思えるのか
このままでは
そう思えない気がしたのです

これまで長い間
イヤシロチや
地層
食べもの
そして人の心は
つながり
めぐっていることが
確かなものだと感じ
食べるものを選ぶときなど
日々の暮らしに
取り入れていました
それは
自分の中だけで
留まっていて
思うだけでは何も変わらず
独りでは
続いていかないと
感じていました
けれど
人とつながることで
いつのまにか
少しずつ
動きはじめました

レシピも
人も
土地も
水も
食も
いい塩梅で
めぐっていく
これが
瑞喜菓のはじまりです
めぐりは
静かに続いていく
ときに
途切れることもあるかもしれない
それでも
そっと手を添えながら
ずっと
つないでいきたい
